すみおのはじめてのロードバイク日記

40近い運動不足男性の、ロードバイクはじめて日記です

2020.10.20 いろは坂

出発の時間は9時、早い時間では疲れもとれないのと、気温が上がらず走りにくいのでこの時間にしました。また日光駅の標高は543m、朝の冷え込みは海側と比べると3℃低くなっていますので、しっかり気温が上がってからスタートしました
ホテルを出ると、昨日までの曇天がまるで嘘のよう、遠くまで突き抜けるような青空が広がっていました。久しぶりの青空に目を奪われました。日光の山々が眼前に迫るようによくみえます



気温も立ち止まるとひんやりと心地よい程度で、恵まれた天気でした。疲れとおしりの痛みも和らぎます
日光駅前は風光明媚な建物が並び、旅行気分が味わえます。ここからいろは坂まで緩やかな上りが続きます。観光地なので交通量はありますが、道路は広いし、速度はゆっくりなので安全に進めます
馬返駐車場で一休み、ウェアを1枚脱ぎます
そしてここからはいろは坂が始まります



いろは坂は日光駅前からだと標高差700m、距離は15km、斜度もきつくないので、比較的イージーな方に入るそうです。とは云っても山は山、所詮相容れることはできません、つらいものはつらいです
いろは坂は駐停車禁止の二車線一方通行なので、立ち止まったり、引き返すことができません。代わりに道幅は広く、路面は整備され、落ち葉などもないので走りやすいです
少し一休みしたいと思った頃に、黒髪平展望台が見えてきます。ここは駐車場もあるので一休みしました



標高も1100mを越えて周囲の山々がよく見えます。箱根の山々とはちがう美しさがあります。湿度が低いので空気が澄んで、遠くまでよく見えるからかもしれません



紅葉は始まったばかりでしたが、十分に堪能できました。緑を下地に、赤や黄色にグラデーションして色づいた山々はとても美しかったです



そのあとは標高も1200mを越え、自分の上った最高標高となりました。明智平展望台では男体山がよく見えました。ヒルクライムで熱くなった体を、山の冷気が癒してくれます



交差点があり、車の流れが少し遅いので注意が必要です。ここから先はダウンヒルになるのでしっかりと着込みます。そして交差点を左折します。するとすぐに中禅寺湖が現れます


標高は1269mで日本でいちばん高いところにある湖、天空の湖と呼ばれているそうです。空の青さが映りこんで、湖面は青く輝いていました



あたりは観光地となっていて、商店も並び賑わっていました
気候も穏やかでとても素晴らしいところでした



途中で華厳の滝を見ました、すごい迫力でした



そのあとはいろは坂の下りになります
カーブはすべて180°だと思った方がいいと思います。ダウンヒルはついついスピードが出てしまいますが、そこを抑えて景色を楽しみながら進みたいと思う場所でした。樹木がつくるアーチを木漏れ日を浴びながら下るのはまさに爽快でした。正午の時間でありながら、しっかりと着込まないともう寒くなっていました
東照宮に寄ろうと思ったのですが、自転車を安全に停められなさそうだったので、途中で引き返しました



日光は他にもたくさんの名所があってとてもいいところでした


ここを過ぎると旅の終わり、東武日光駅に着きます。宇都宮から輪行でもよかったのですが、市街地を30kmほど進むことになるので、あえてトライしなくてもいいかなと思いました
非日常的な景色を堪能して、その景色の思い出のまま電車に乗りました


市街地を抜け、田畑の風景を眺めていると東京に入りました。あっという間にビルであたりが埋め尽くされ、都会に圧倒されます
そしてここで最後にして最大の難関、浅草駅の乗り換えになります
東武日光線の浅草駅を出て、都営地下鉄の浅草駅までとても歩きます。ふつうの状態ならいいのですが、輪行中の自転車は10kgを越えた大荷物。しかも一度間違えて東京メトロの階段を下ってしまい、力尽きそうになります。東武日光線、都営浅草線、東京メトロの浅草駅の入口がすべて異なるのは参りました。ここがいちばん体力を使いました
その浅草駅で、見慣れた京浜急行の赤い車体が出迎えてくれると、とても心強く感じました


東京から横須賀まで、次第にビルも少なくなり山が増え、海が見えてきました、帰ってきたことを実感できます。最寄り駅まで浅草駅から直通で帰れたのはとても助かりました


1泊2日でしたがとても充実した旅になりました
またひとつ大切な思い出が増えて、とても嬉しいです



日光駅前



いろは坂 上り



いろは坂 下り

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