すみおのはじめてのロードバイク日記

40近い運動不足男性の、ロードバイクはじめて日記です

2021.02.19 Permanent 逗子 200km

ロードバイクに乗り始めて2年半、やっと自分の好きな分野がわかってきました。「いまさら?」という感じもしますが、自転車には様々な楽しみ方があります
速さを求める人、坂を求める人、景色を求める人、旅を求める人、林道を求める人、キャンプを求める人、その楽しみ方は人それぞれです
そのなかで私が楽しみを見いだせたのは距離でした
自転車のイベントのジャンルでブルベ(Brevets)というものがあります。フランス語で認定という意味になります。規定の距離を順位にはこだわらず、制限時間内に走りきるというものになります。公道を走りますので交通ルールを遵守するのは当然、交通状態、天候、トラブルがあっても制限時間は変わりません。ロスタイムもありません。そのためある程度の経験と速度、トラブルにも強いことが求められます
日本におけるブルベを統括しているのがAudax Japanという団体で、イベント開催日は多くの人が集まります。今回参加したのはPermanentというカテゴリーになります。出走日時は自分で決めることができる自己申請、自己完結のブルベになります。コースは決まっていますが日時は自由に指定できるので、私のようなシフト制で土日出勤の人間にはありがたいものになっています
Audax Japanに登録し、出走日時を申請します。ただし7日以上前の必要があるので、天候が有利に働くようにはなかなか指定できません
自らの休みと週間天気予報を考慮して2/19に設定しました。また出発の時間も日の出近い6:00に決めました。ブルベには200、300、400、600とありますが、今回は初めてなので200kmにしました。制限時間は13時間半、19:30までにゴールすればいいことになります。私の実力ではトラブルがあった際には、ぎりぎり間に合うかどうかといった時間になります。とにかく体調を整えてベストな状態で当日を迎えられるようにしました
ブルベカードを印刷して、コースとチェックポイントよく確認しました



そして当日を迎えました
家を出たのは5:00、出発地点のセブンイレブン逗子5丁目店へ向かいます。あたりは真っ暗で寒さが身に沁みます。コンビニには5:45に到着し、店内で暖を取らせてもらいました
そしてスタート時間を迎え、スポーツドリンクを買いました。自己完結のブルベのため、出発時間などはコンビニのレシートを使用します。こんなにわくわくしながらレシートをもらったのは初めてです



先ほどまでは真っ暗だったのにスタートするとだいぶ明るくなってきました
稲村ケ崎を通過するときには江ノ島と富士山がくっきり見えました



今回のルートは伊豆半島富戸三島神社の往復です。湯河原に抜けるまではいつも根府川駅方面に迂回するのですが、Permanentのコース上135号線をそのまま進みます。道が狭く交通量も多いので避けたい道路ではあるのですが、おそらく根府川駅方面へ右折する危険を考慮してそのまま直進となっているのではないかと思われます
真鶴道路は狭いですが、景色がいいので写真を撮りたくなります



ここを越えるとPC1、ローソン西湘江之浦店になります。およそ四分の一、50km地点になります。ここでもレシートをもらいます
いつもレシートをもらう癖がないのでつい受け取らずに出ようとしたら「レシート要らないんですか」と店員さんが強めに声をかけてくれました。おそらくレシートチェックを利用する方が多いためだとは思うのですが、とてもありがたかったです。レシートや写真チェックを忘れてしまうと、制限時間内にゴールしてもすべて意味がなくなってしまいます



ここを出たのは8:57、順調なペースで進んできています。次は折り返し地点、富戸三島神社を目指します。ここからは伊豆半島、アップダウンが繰り返されます。標高こそ高くないものの町と町を遮る山々は何度きても苦しめられます。それでも時折見える高台からの海の景色はペダルを回す力を与えてくれます

そして無事にPC2に到着、ブルベカードと共に写真を撮りました



最近はキャッシュレスで小銭を持たなくなりましたが、ここは神社なのでお賽銭用に小銭を持つことをお勧めします。この辺りにはコンビニはなく、食堂もあるのですが時勢とタイムロスを防ぐため目の前のスーパーで昼食と補給食を買いました



ここで補給食を買ったのには意味があるのですが、それはのちにわかることになります
少し休憩をとって12:15には出発しました、また越えてきた山を引き返すことになります
少しタイムロスになりますが川奈の海を写真に収めました、とてもよく晴れた日で空と海の青さに心奪われました



熱海を越え、湯河原から小田原に戻る際は根府川駅方面に迂回します。往路は平坦でしたが、復路は上りになります。そしてダウンヒルの際は大きいダンプが頻繁に通っているので注意が必要です。特に右折時はインに入り過ぎると中央分離帯をオーバーした大型車と対面することが何度かあります
そこに注意しながら進むとPC3、根府川駅になります。ここも写真チェックになります



今回タイムロスを避けるため休憩は各PCでとることにしてきました。補給食もその際に摂るのですが、ここ根府川駅は神奈川県では数少ない無人駅、コンビニ、売店がありません。そのため休憩を別のポイントにおいてしまうとタイムロスが発生してしまうのです。そこでPC2のスーパーで少し多めに食事を摂り、補給食も確保しておきました
PC3を出たのは15:20残り時間はおよそ4時間、残りは平坦50kmを残すのみになりました


国道1号線は夕方の混雑に巻き込まれ、少し時間をロスしましたが、134号線が空いていて遅れを取り戻せました。大きなトラブルがなければ無事に制限時間内の完走が見えてきました
今回のブルベに関してはとても恵まれていると感じました。同じ神奈川県在住でも横浜、川崎、相模原であったらコースの試走は安易にはできません。地元横須賀市であればスタート地点までも気軽に行くことができ、湯河原までのコースは何度も走っていました。そして湯河原以降の伊豆半島もこの2か月間で既に3回走っています、そう今回で4回目になります。そのためどこにトイレ、コンビニがあるのか、ルートはどうなっているのか、アップダウンはどうなっているのか把握した状態でした。そのためペース配分や休憩も計画通りに進むことができました。そしてその計画通りに進むのがとても楽しく感じました
サプライズやトラブルに対処するのも楽しいですが、物事を考えて計画通りに進めるが自分は好きなようです


江ノ島を越えてゴールまで残り10kmになってきました。江ノ島より先は道が狭く交通量も増え少しペースは落ちましたが、全体的には順調に進むことができました
渚橋まで来ればゴールはすぐそこです
そしてゴール地点のセブンイレブン逗子五丁目店に到着しました



レシートをもらうときに嬉しくてにやにやしながら受け取ってしまいました
時刻は18:23、制限時間より1時間早くゴールできました


天候、交通状態、ノートラブルに恵まれ、何度も試走を重ねたとは云え、無事に制限時間内にゴールできて良かったです
ロードバイクでまた一つ、人生でとても大切な思い出ができました

そして次は300kmのブルベに挑みたいと思います

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